世界で認められるエリートエキスパートの称号「Oracle ACE」。2014年6月現在、日本のOracle ACEは15名います。この「Oracle ACE」メンバーを日本国内に在住されている皆様を対象に新規で募集いたします。
2012年のご案内の時にはなかったのですが、Oracle ACEのエントリー・グレードである、「Oracle ACE Associate」が新たに登場しました。Oracle ACEはちょっと敷居が高いと感じる方は、ぜひ、Associateから挑戦してみることをおすすめします。
日本語での応募はもちろんOK。自薦・他薦を問いません。ぜひ応募してみてください。
Oracle ACEプログラム概要 Oracle ACEの日本からの応募方法(OTNブログまとめ) |
OTN 編集部では現役のOracle ACEの方から近況をお聞きしました。
■渡部亮太さん

勤務先の株式会社コーソルはオラクル製品に特化した技術サービスを提供しており、私は、所属メンバーの技術力向上のため、執筆、セミナー発表や資格取得などの活動を推進しています。また、業務とは別に、オラクル製品ユーザーのコミュニティ Japan Oracle User Group (JPOUG) の運営にも携わっており、この9月のイベント開催に向けて企画立案および各種準備作業を進めています。
Oracle Database 12cのマルチテナントは、データベース統合および仮想化に対するオラクルからの解として非常に注目しています。また、AWSを中心としたクラウド技術にも注目し、適用可能な領域で業務および自己研鑽に大いに活用しています。
ユーザーにとって、ベンダーの立場でなくユーザーの立場で情報交換および交流ができる場は重要です。今後は、JPOUG の運営を継続し、このような場をさらに活性化してゆきたいと考えています。また、業務および自己研鑽により得た知見を、セミナーまたはBlogを通じてシェアし続けます。
●Oracle ACEにチャレンジする方へ
Oracle ACEには明確な認定条件はありませんが、ある程度の指針は提示されています。Oracle ACEの認定条件の中で、どのような活動を実際に行うことができるか、勤務先の制約や自分の興味などを踏まえて検討してみるのがいいのではないでしょうか。自分の場合は、勤務先がコミュニティ活動および技術発信に積極的であったため、ユーザーグループ(JPOUG)の運営や、書籍、Web記事、Blogの執筆に積極的に取り組みました。
■関口裕士さん

私は、Oracle9i SEからOracle11g EE(RAC環境含む)の性能チューニング支援やコンサルティングに関わってきました。特に、ダウンロードして試すことのできない(笑)Oracle Exadataのチューニングは面白かったですね(性能問題の発生している現場では”面白い”などと、大きな声では言えませんが)。
Oracle Database 12cのAdaptive Plan、なかでもAdaptive Join Methodには注目しています。最適な結合方法が選択されていれば5分で済むSQL文が、10時間以上経過しても終わらないという状況を経験された方も少なくないのではないかと思います。銀の弾ではないかもしれませんが、そのよう状況はAdaptive planにより減るのではないかと期待しています。
Oracle ACEとして、と言うより、JPOUG (Japan Oracle Users Group)での活動や、Blogでの情報発信は、無理矢理にでも時間を作って活動していく予定です。それが原点ですから。
●Oracle ACEにチャレンジする方へ
Oracle ACEになっても、Blogは相変わらず口語調で好きなことを書いています(誤字脱字が多いのも、文章的におかしな表現がちらほらある点も変っていません。)面白そうだと感じた勉強会には都合さえつけば参加し、懇親会ではただの酔っぱらいです。
Oracle ACEになる前と、何も変わっていません。ただ、ほんの少しだけ、ユーザーコミュニティーへの関わり方が積極的になったような気はします。
■山田貴裕さん

仕事上は、WebLogic Server をはじめとする Oracle Fusion Middleware のサポートを引き続き担当しています。Oracle ACE としての活動は、WebLogic Server 勉強会にて何度か登壇する他、JJUG (日本Javaユーザーグループ) のイベントで登壇する機会もありました。
Java SE 8 がリリースされたので、各製品やお客様の適用状況について注目しています。特に Lambda 式の導入は大きなインパクトと考えています。
引き続き WebLogic Server 勉強会で登壇する以外に、機会があれば他の勉強会でも登壇していきたいです。
●Oracle ACEにチャレンジする方へ
ACE Associate もできたので、特に気負うことなくチャレンジするとよいのではないでしょうか。特に日本ではデータベース分野以外の ACE が少ないので狙い目(笑)です。