データベース・パフォーマンスの巨匠、津島博士が、これまでの総括としてクイズ大会の第2弾を実施します。第1弾は、複数選択問題などがあって少々難しかったようですので、今回はシンプルな設問に一択形式で難易度を下げました。「津島博士のパフォーマンス講座」を毎号読まれている方なら容易に回答できると思います。日頃からパフォーマンス・チューニングを実践している方もぜひ腕試しをしてみてください。前回応募された方も再チャレンジいただけます。
全問正解者には、今回の賞品も前回と同じ、今の季節にあると嬉しいUSB加湿器(Oracle Database 12cロゴ入り!)を先着20名様にプレゼントします。先着21名以降の全問正解者の皆様にも、オラクルのオリジナル・ノベルティをさしあげます。(全問正解者が少なかった場合は、次点繰り上げ当選とします。)
応募期間は1か月間ありますので、これまで”パフォチュー”に取り組んだ経験がない人もこの機会に津島博士の連載記事を熟読して、クイズにチャレンジしてみてはいかがですか?記事を読むだけでも、データベース・エキスパートとして”1UP”できるはず!
■応募方法
メールでご応募ください。(いただいた個人情報はプレゼントの送付以外の目的では使用しません。)
送付先: OTN事務局 otnjadmin_jp@oracle.com |
メールタイトル: 津島博士のクイズ第2弾 |
■記入事項: (1)ご氏名 (2)勤務先・所属先(学生・フリーランスの方の応募も可) (3)プレゼント送付先の選択 □自宅 □勤務先 (4)送付先情報: 郵便番号 住所(勤務先の場合は部署名も記載してください) 電話番号 (5)クイズの答え(できれば、アンケートにもご協力ください) ■応募期限: 2016年3月31日到着分まで |
それでは、設問スタートです。
(1)以下のSQLに対して結合列をフィルターする機能としてブルーム・フィルター(ジョイン・フィルター)がありますが、これが動作する条件として正しくないものを以下のA~Cの中から一つ選びなさい。
SELECT * FROM tab1,tab2 WHERE tab1.c1 = tab2.c1 AND tab2.c2 = '201512';
[回答]
A.結合列'tab1.c1'がパーティションしているとき
B.SQLをパラレル実行したとき
C.結合列'tab2.c1'がパーティションしているとき
(2)以下のSQLの実行計画は索引スキャンしているためパラレル実行していませんが、この実行計画をパラレル実行させる条件として正しいものを以下のA~Cの中から一つ選びなさい。
[回答]
A.索引'ix_tab1'をパーティション化したとき
B.索引'ix_tab2'をパーティション化したとき
C.索引'ix_tab1'と索引'ix_tab2'のどちらもパーティション化したときのみ
(3)バインド変数を使用したときに、バインドピーク(または優れたカーソル共有)が動作することで最適な実行計画にできますが、この機能が動作しないときも存在します。その動作しない条件として正しいものを以下のA~Cの中から一つ選びなさい。
[回答]
A.条件が範囲(>,<など)でその列にヒストグラムが存在しない
B.条件が等価(=)でその列にヒストグラムが存在しない
C.条件が等価(=)でその列にヒストグラムが存在する
(4)列'tab1.c1'にBツリー索引が作成されているときに、以下のSQLの中に一つだけBツリー索引を使用しないものがあります。そのBツリー索引を使用しないSQLを以下のA~Cの中から一つ選びなさい。
[回答]
A.SELECT * FROM tab1 WHERE c1 IS NULL;
B.SELECT * FROM tab1 WHERE c1 = '00AA' OR c1 = '11AA';
C.SELECT * FROM tab1 WHERE c1 LIKE '%AA';
(5)ログ・バッファは、自動メモリ管理などで自動調整されません。そのため、どのようなときにサイズを増やした方が良いか、以下のA~Cの中から適切なものを一つ選びなさい。
[回答]
A.'log buffer space'待機イベントが多い
B.'log file sync'待機イベントが多い
C.'log file parallel write'待機イベントが多い
(6)OLTP環境では、'log file sync'待機イベントが発生するような場合が多いと思いますが、これを改善する方法として正しくないものを以下のA~Cの中から一つ選びなさい。
[回答]
A.COMMITの数を減らす(まとめてCOMMITする)
B.Redoログ・ファイルの書込み性能を向上する
C.Redoログ・ファイルのサイズを���やす
設問は以上です。お疲れ様でした。以下のアンケートにもぜひご協力をお願いします。
(7)津島博士へのメッセージ、ご意見、ご要望をお願いします。
(8)今後、OTNの技術連載で取り上げてほしいテーマやコンテンツをお聞かせください。