WebLogic Serverファンの皆様、こんにちは、WebLogic Server勉強会通信です。 2月20日に開催された「第33回WebLogic Server勉強会@東京」の後半のセッション「クイズで確認!WebLogic Serverのデータソース徹底活用」セッションをレポートします。データソースの設定に関するクイズと解答をまとめました。前回の「WebLogic Serverとデータベース接続の基礎から応用」セッションの関連部分の復習を兼ねてデータソース関連の性能や信頼性のポイントを解説します。(日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 佐々木政和) |
プロジェクトの環境説明
あるWebアプリケーションのプロジェクトでデータソースの環境設定を行っています。ドメイン構成および各設定パラメータは下記の図、表のように設定されています。ドメイン構成
データソースの設定
問題1
MyDataSourceのモニタ結果をあらわしているのは a. と b. のどちらですか?また、それぞれのモニタ結果について説明して下さい。モニター結果のグラフで使用されている値は「WebLogic Serverとデータベース接続の基礎から応用」セッションの27ページのMBean属性を参照ください。モニター結果a
モニター結果b
解答
MyDataSourceはb.が正解です。
a.は現在の容量が大きく設定されている(=初期容量が大きい)ため、アクティブ接続数が増加しても接続待ちは発生していません。接続プールの容量を効果的に使っていると考えられます。
b.はmyDataSourceの初期容量が1(最小容量は1)のために負荷量の増大に伴い容量が増加しています。現在の容量が負荷に応じて増えていきますが、負荷が大きい�����態では接続待ちが発生しています。接続プールの容量が増加量と負荷量が合致しないため、この状況では初期容量が不足していると考えられます。