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長年培った豊富なノウハウで企業のWebLogic Server運用管理を強力にバックアップ──CTCの「WebLoDOCK」、「WebLogic運用支援サービス」

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「WebLogic Serverを運用することになったが、具体的に何をすればよいのかわからない」、「WebLogic Serverをより安定的に運用するにはどうしたらよいか」──こんな不安を抱える企業に対して、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が提供を開始したのが「WebLogic診断サービスWebLoDOCK」と「システム管理者向けWebLogic運用支援サービス」だ。WebLogic Serverに対する長年の取り組みで培ったノウハウを凝集したこれらサービスの具体的な内容や特徴、ユーザーにとってのメリットについて、同社ソフトウェアサービス本部ミドルウェアサービス部 Webソリューション課の岩佐貴裕氏と三井彩貴氏に聞いた。(編集部)

豊富な経験に裏打ちされたCTCのWebLogic Server運用関連サービス

伊藤忠テクノソリューションズソフトウェアサービス本部ミドルウェアサービス部 Webソリューション課の岩佐貴裕氏
 Java EEアプリケーションの実行基盤としてWebLogic Serverが世に登場してから、約16年が経過した。早くからWebLogic Serverの実力に注目し、今日に至るまで開発や運用に関する実績を着実に積み重ねてきたCTCが自信をもって提供するのが「WebLogic診断サービスWebLoDOCK(以下、WebLoDOCK)」と「システム管理者向けWebLogic運用支援サービス(以下、WebLogic運用支援サービス)」である。いずれのサービスもCTCが蓄積した豊富なノウハウをフルに生かし、WebLogic Serverの運用業務を支援するためのものだ。岩佐氏は、この2つのサービスを提供する背景を次のように説明する。

 「WebLogic Serverが登場してから随分と経ち、ユーザーの側にも運用に関するノウハウがいろいろ蓄積されていると思われるかもしれません。ししかし意外なことに、弊社保守担当に対するお客様からのお問い合わせ数はあまり減っていないのです。そこで、お客様の側には『障害を未然に防ぎたい』、あるいはそこから一歩進んで『運用面を改善したい』といったニーズが根強くあるのではないかと考え、提供することにしたのがWebLoDOCKとWebLogic運用支援サービスなのです」(岩佐氏)

 ITインフラの運用において、特に問題となることが多いのが障害の原因を特定できないケースだろう。原因がはっきりとわかれば対策も検討できるが、なぜ障害が発生したのかがわからなければ対策の立てようがない。そうした原因の特定が難しい複雑な障害の場合、障害発生が一度で終わることは少ないと岩佐氏は指摘する。

 「障害が発生して原因が特定できなかった場合、同様の障害が繰り返し生じることが少なくありません。また、障害発生時に原因を特定するために必要となる情報を取得できなかった場合、次に障害が発生するまで待つほかありませんが、残念ながら、次の障害発生時にも必要な情報を取得できないケースが多いようです。こうして何度も障害が発生すれば当然、お客様の不安も膨らむでしょう」(岩佐氏)

 WebLoDOCKやWebLogic運用支援サービスを利用すれば、このような不安を解消できるというわけだ。以降、各サービスの具体的な内容を見ていこう。

WebLogic Serverの状況を詳細に分析──WebLoDOCK

 WebLoDOCKは、WebLogic Serverにおける障害を未然に防ぐことを目的としたサービスだ。WebLogic Serverの稼働状況を示すさまざまなデータを独自のツールによって取得し、その内容を同社の専任エンジニアが分析して、そこから得た結果や改善案をレポートとして提出してくれる。また、この診断を定期的に行うことにより、レポート結果からわかった改善ポイントの修正と、改善効果のチェックというPDCAサイクルを回すことが可能となり、WebLogic Serverの安定稼働につながるというわけだ。

 WebLoDOCKでは、WebLogic Serverの用途などに応じて選択できる2つの診断レベルを用意している。具体的には、コストを重視するのならば基本的な診断項目を押さえた「レベル1」を選び、ミッション・クリティカルな用途でWebLogic Serverを使用しており、トランザクション・サービスやメッセージング・サービスの使用状況、アクセス・ログ/ガベージ・コレクション分析などのきめ細かな分析を行いたい場合は「レベル2」を選ぶといった具合となる。

 また、WebLoDOCKは診断期間をユーザー側の都合に合わせて選択することが可能だ。そのため、「例えばシステム・リリースの前後でそれぞれ診断して結果を比較したり、あるいは高負荷時の状況を把握したりするためにWebLoDOCKを利用したりするお客様もいらっしゃいます」という。

 このように、WebLoDOCKを利用すればWebLogic Serverの稼働状況を詳細に把握することが可能となり、また豊富な経験を持つCTCのノウハウを活用しながら障害の予防対策を図ることができる。これによって安定稼働を実現できれば、運用コストの削減にもつながるだろう。

課題を共有して運用管理をきめ細かく支援──WebLogic運用支援サービス

 一方のWebLogic運用支援サービスは、お客様ごとの担当エンジニア・チームをアサインし、WebLogic Serverの運用における課題解決を支援するというサービスである。標準メニューとして用意されているのは「プロアクティブ情報提供」と「定期訪問」、「問い合わせレポート作成」、「各種運用者支援」の4つのサービスで、さらにオプションで「オンサイト作業立会い」も可能となっている。

 こうしたサービスが求められる理由について、CTCの三井彩貴氏は次のように説明する。

伊藤忠テクノソリューションズソフトウェアサービス本部ミドルウェアサービス部 Webソリューション課の三井彩貴氏
 「アプリケーションを開発するエンジニアの方ならWebLogic Serverについても理解されているでしょうが、ITインフラの運用担当者の場合、システムを横断的に見ていることもあり、アプリケーション・サーバにまで十分に目が行き届かないケースが少なくありません。そうした状況のため、アプリケーション・サーバに関するスキルの蓄積も進まず、不安を抱えながらWebLogic Serverを運用されているケースは多いのではないでしょうか」(三井氏)

 そこでWebLogic運用支援サービスでは、単に問い合わせに対応するだけでなく、運用担当者と課題を共有し、積極的に支援を行っていくという。

 「例えば、お客様のシステムで障害が発生した際、原因特定のために必要となる情報がわからないといった課題を抱えられておられるのなら、事象に応じた情報収集のフローをご説明するといったところから支援を行います。

 また、例えばWebLogic Serverを監視したいが、具体的に何を見ればよいのかわからないというお客様であれば、システムの内容に応じて監視すべき項目をご提案します。

 このように、実際の課題を共有させていただき、きめ細かくWebLogic Serverの運用をサポートさせていただくのがこのサービスの特徴です」(岩佐氏)

WebLogic Serverに強い、伊藤忠テクノソリューションズならではの安心感

 以上のような特徴を備えるWebLoDOCKとWebLogic運用支援サービスは、どちらもCTCが長年培ってきたWebLogic Serverに関する豊富な経験に基づく膨大なナレッジやノウハウを活用できる点が最大の魅力だ。実際、同社はかつてBEAシステムズがWebLogic社(WebLogic Serverの当初の開発元)を買収する以前から社内で製品評価を行っており、BEAシステムズからの販売が開始されると早々に代理店として販売や保守サービスの提供に乗り出している。

 こうして蓄積されたノウハウを、日本オラクルも高く評価している。実際、CTCはWebLogic Serverが組み込まれた「Oracle Exalogic」のパートナー認定(Exalogic Elastic Cloud Specialization)を国内で初めて取得するなど、WebLogic Serverの扱いに対する意欲と実績は群を抜いている。安心してWebLogic Serverの運用管理を任せられるパートナーなのだ。

 ちなみに、オラクル製品を扱うエンジニアの中でも特に優れたスキルを有するスーパーエンジニアをワールドワイドで認定する制度「Oracle ACE」において、先ごろCTCの山田貴裕氏が新たに認定された。この山田氏もWebLoDOCK/WebLogic運用支援サービスの提供にかかわるメンバーの1人であり、日本オラクルで定期的に開催されているWebLogic Server勉強会(参加費無料)で講師を務めることもある。

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 もちろん、両サービスともに最新のWebLogic Server 12cに対応している。新規導入から日々の運用の支援、それらを通した社内へのノウハウ蓄積まで、WebLogic Serverの運用管理におけるあらゆる局面で活用したいサービスである。


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