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【Oracle JDBC】Oracle Databaseの対応バージョンと最新機能

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今日は、JDBCのお話です。

Java Database Connectivity(JDBC)APIは、Javaプログラミング言語と、各種データベース(SQLデータベースのほか、スプレッドシートやフラット・ファイルといった表形式のデータソース)の間に、データベースに依存しない接続性を提供する業界標準とされています。

JDBC APIは、SQLベースのデータベース・アクセスのための呼出しレベルAPIを提供します。JDBCテクノロジーによって、Javaプログラミング言語を使用して、エンタープライズ・データにアクセスするアプリケーションに必要な"一度書けば、どこでも実行できる"というJavaの特性を利用できるようになります。JDBCテクノロジーに対応したドライバであれば、異機種環境であってもあらゆる企業データに接続できます。

■ JDBCドライバがサポートするOracleデータベースのバージョン


下記の表で、JDBCドライバがサポートするOracleデータベースのバージョンを見てみましょう。JDBCドライバの最新機能を利用するためには、JDBCドライバのバージョンが使用中のOracleデータベースのバージョンと常に同じか、またはOracleデータベースよりも高いバージョンにすることをお勧めします。

相互運用性 Database 12.1.0.x Database 11.2.0.x Database 11.1.0.x Database 10.2.0.x
JDBC 12.1.0.x
JDBC 11.2.0.x
JDBC 11.1.0.x
JDBC 10.2.0.x

■ JDBCの新機能

最新のJava標準のサポート:Oracle JDBCおよびUCPは、JDBC 4.1仕様のJava SE 7をサポートするようになりました。

マルチテナント・コンテナ・サポートのサポート:

Oracle Database 12cは、Oracleから提供されるメタデータを含む、コンテナ・データベース(CDB)と呼ばれるルート・インフラストラクチャ、そしてユーザー・データ、アプリケーション・データ、およびメタデータを含む本格的なデータベースであるプラガブル・データベース(PDB)のセットで構成される新しいマルチテナント・アーキテクチャを導入しています。

Oracle JDBCおよびUCPでは、単一の接続プールを複数のPDB、たとえばテナント間で共有できるようにするために、Java用のマルチテナント・データソースを提供しています。

新しいSQLデータ型のサポート:

Javaアプリケーションは、次のような新しいデータ型を利用します。32K VARCHAR、NVARCHAR、およびRAW、非表示列、暗黙的結果、自動インクリメント列またはIDENTITY列、PL/SQLパッケージ型およびASパラメータ、より大規模なRowCountデータ型、XStream拡張機能。

パフォーマンスとスケーラビリティの向上:

パフォーマンスとスケーラビリティの新しい拡張機能には次が含まれます。新しいJDBCメモリ管理、データベース常駐接続プーリング(DRCP)、大容量のネットワーク・バッファ(SDU)、地理的な枠を超えたランタイム接続ロードバランシング(Global Data Services)。

Java用のトランザクション・ガードおよびアプリケーション・コンティニュイティ:

データベースの停止が起こると、アプリケーションは次の4つの問題に直面します。(1)ハング、(2)エラー、(3)実行中の作業の結果の判断、そして(4)実行中の作業の再送信。Oracle Database 12cでは、トランザクション・ガードによって実行中の作業の結果の信頼性を高め、アプリケーション・コンティニュイティによって実行中のトランザクションを取得し、再生することにより、これらの停止に適切に対処します。

管理性の向上、使いやすさ:

Oracle Database 12cでは、配列DMLの反復当たりの行数、データベース操作の監視および追跡、インテリジェントなクライアント接続、および無効な接続の迅速な検出が可能です。

高度なセキュリティ:


Oracle Database 12cでは、JDBCはSHA-2ハッシング・アルゴリズム(SHA-256、SHA-384、SHA-512など)をサポートし、セキュアなメッセージ・ダイジェストを生成できるようになりました。全般的に、JavaアプリケーションはMD5、SHA1、SHA-256、SHA-384、SHA-512のハッシュタグ・アルゴリズムを使用できます。

アプリケーションの移行の簡素化:


オラクル以外のRDBMSに対して構築されたJava アプリケーションを移行する際に生じる問題を解決します。Oracle Database 12cは、Oracle RDBMSの、コンパイルと実行を行うSQLエンジンに送信される前に、オラクル以外のSQL構文をOracle SQL構文に変換するためのフレームワークを提供します。


>>JDBCドライバのダウンロードはこちら


(上記の記事は、オラクル公式ブログ、「OTN DBA/DEV Watercooler」
でのLaura Ramsey(OTN Database community manager)の記事の抄訳です。
原文はこちら


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